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078-981-1089
9:00~12:00 / 16:00~20:00

腰痛専門
荷重線を変える
専門施術!
腰痛専門治療器
プロテックⅢ

改善例多数!
現役プロ野球選手来院!

兵庫県神戸市北区にある
「もみの木整骨院」
あなたの未来を改善するお手伝いをします
相談は
無料!

コロナ感染対策について

当院では新型コロナウイルス感染対策を実施しております。換気システムや空気の浄化、手に触れる場所へ、そして使用ごとのベッド・マクラのアルコール消毒、待合の密を避ける等、感染には万全の対策でみなさまをお守りしております。

  1. すべてのスタッフはマスクを着用いたします。
  2. すべてのベッド・マクラ等はお一人ずつ消毒をいたします。
  3. ご来院の際は発熱が疑われる場合、ご遠慮ください。
  4. 入口に消毒用アルコール噴霧器と非接触検温器をご用意いたしております。ご来院の際は必ずご利用ください。
  5. 予約を取る際は「密を避ける」ために余裕を持って予約を取っておりますので、ご希望のご予約日時に添えないことがございます。
 当面の間、以上の取り組みを致しておりますので、皆様には何かとご迷惑をおかけするとは思いますが、よろしくお願い申しあげます。
院長

しつこい腰痛の方が抱えてるお悩み
そのお悩み解決します!

改善された方々の声

手術でもダメだったのに、ここの施術で日常生活に支障が出なくなりました

神戸市北区 20代 男性
 昨年の6月に腰椎椎間板ヘルニアになり、手術をしましたがなかなか痛みが引かず悩んでいました。

 インターネットでこちらの整骨院を知り、通院をはじめました。回数を重ねていくごとに良くなっていき、今では日常生活に支障をきたさないくらいまで回復しました。

 これからも通院して、痛める前と同じくらい動けるようになりたいと思っています。これからもよろしくお願いします。


※効果には個人差があります。
VOICE

複雑に絡み合った原因を、いろんな治療法で治してもらいました

神戸市北区 40代 男性
 よくある整形外科でレントゲン、MRI、ブロック注射ときて、よくならず、本屋で腰痛本を立ち読み。あてずっぽで近くのこの“もみの木”に来て、雰囲気や現代の治療をしている感じがしました。

 筋肉からか骨からか、二分して考えられない原因をさぐりながら、いろんな療法で直してもらいまいした。ここで教えてもらった家で1人でできるメンテナンスは腰痛持ちには、とても助かります。


 腰痛も十人十色、合う病院も十人十色。私はたまたますぐ合う所をみつけられました。ありがとうございます。


※効果には個人差があります。
VOICE

お蔭様で仕事を休むことがなくなりました

西宮市山口 30代 女性
 介護職の為、以前から腰痛があり、今年春にヘルニアと診断されて始めは整形外科に通院していました。

 一時的に痛みが収まっても、重い物を持つとまた痛みが出てしまい、完治を願ってこちらに通院させてもらいました。


 お陰様で仕事を休むことなく過ごせています。


※効果には個人差があります。
VOICE

1日2回薬を飲んでいたのが今や全く飲まずに生活しています

三田市けやき台 30代 女性
 他院で椎間板ヘルニアと診断され、左足全体がしびれて長時間立つ事が出来ず、日々の家事をこなすのが苦痛で足の痛みと精神的苦痛と弱っていた時に、インターネットで調べて、通院し始めました。

 1日2回痛み止めを飲んでいた日があったのに、今では全く飲む事もなく、家事もスムーズに行う事が出来るように。先生に、色々な日々の生活の注意的も教えて頂き、とても良かったです。

 無理なく治療出来て良かったです。有難うございました。

※効果には個人差があります。
VOICE

プロテックでヘルニアを発症する前の状態まで腰の調子が良くなりました

神戸市北区 30代 男性
 28歳(現在32歳)で椎間板ヘルニアが発症し、そこから接骨院や神戸にある有名な病院等、色々と足を運んでみたのですが、腰から足先までの痛みや痺れがとれる事はなく、それどころか症状が増すばかりでストレスを抱える毎日でした。
 そんな中ついに朝ベッドから起きる事もできない痛みに襲われ、すがる思いでもみの木さんに来ました。そこで初日に出会ったのがプロテックという上半身を固定し、腰から下を吊り下げてくれる機械でした。

 すると次の日から足の痺れが改善されていき、5回ほどの通院が終わる頃にはヘルニアを発症する前の状態まで腰の調子が良くなりました。先生の知識量や針治療の腕にも日々驚かされ、とても安心して通院することができました。ありがとうございました。 

※効果には個人差があります。
VOICE

手術でもダメだったのに、ここの施術で日常生活に支障が出なくなりました

神戸市北区 20代 男性
 昨年の6月に腰椎椎間板ヘルニアになり、手術をしましたがなかなか痛みが引かず悩んでいました。

 インターネットでこちらの整骨院を知り、通院をはじめました。回数を重ねていくごとに良くなっていき、今では日常生活に支障をきたさないくらいまで回復しました。

 これからも通院して、痛める前と同じくらい動けるようになりたいと思っています。これからもよろしくお願いします。


※効果には個人差があります。
VOICE

慢性腰痛、、、
このようなことで
お困りではないですか?

腰痛でレントゲンは撮ったけど、何も悪いところはないと言われた
毎日激痛なのに湿布と薬だけでどうにもならない
痛みがきつく、しびれていて生活が困難
手術をしたのに良くならない
整体や矯正、鍼、病院のリハビリを試したが効果がない
腰痛で何十年も困っている
マッサージをしているが効果がない
リハビリしているが効果がない
手術をしたのに良くならない
辛い症状を抱えている方へ

当院の選ばれる理由

理由

1

根本的な原因にアプローチするから

なぜ治らない腰痛になったのか? その答えは腰椎の理想的な荷重線がズレていたからです。そのズレを戻すことこそが根本療法と言えます。

理由

2

慢性腰痛専門の治療器があるから

元ソフトバンクホークスの小久保選手の腰痛がプロテックⅢで解消したことは有名です。TV放送でご本人が「この治療器ですっかり治った」と公言されていました。

 地域で当院しかないプロテックⅢで改善している方が多くいらっしゃいます。また、現役プロ野球選手が当院へプロテックⅢの治療でいらっしゃいました。

理由

3

他院で治らない方のための施術だから

 患者さんの声を見ていただければ分かりますが、みなさん病院、整骨院、整体院、鍼灸院など、どこへ行っても改善しなくて困っていらっしゃった方がいらしています。

理由

4

治療法が豊富に揃っているから

唯一無二の完璧な治療法はありません。というのも、それぞれの治療法には得意・不得意があり、また人によって適応が違ったり、同じ人でもステージにより治療法を変えなければならないことがあるからです。

 徒手療法から物療、運動療法、鍼灸まで幅広くカバーしてみなさまを改善へ導きます。

理由

1

根本的な原因にアプローチするから

なぜ治らない腰痛になったのか? その答えは腰椎の理想的な荷重線がズレていたからです。そのズレを戻すことこそが根本療法と言えます。
当院の改善の理由

荷重線矯正法

腰にかかる負担を荷重線から変えるので良くなるのです

「画像では問題ありません」

レントゲンやMRIを見た医師はこう説明してくれます。


では、なぜここまで痛いのか?

一体どうすればこの痛みから解放されるのか? 

答えは病院では教えてくれません。


すべての原因は荷重線にあるのです。


真の原因である負担を改善するのです。

 腰痛解放宣言 提唱者

柔道整復師・鍼灸師・整体師

水根健一

 16年前に痛みの改善を目的とした「もみの木整骨院」を開業。それまでの留学経験を駆使し、海外の最新治療を取り入れて、痛みで苦しむ方々の助けとなるべく治療法を研究。その甲斐あって、病院で見放された方や、保険が効かないような高額な手術をしても治らなかった重症者を次々に改善する方法を開発した。
写真は「膝の痛みに勝つ!」講演会

主な研究分野

  • 理学療法系:マッケンジー法(椎間板への運動療法)、AKA、関節モビライゼーション
  • 整体系:カイロプラクティック(ART、ディバーシファイド、アクティベーター、COX、Thompson、SOT)、オステオパシー(MET、HVLA、内臓マニピュレーション)、日本古式伝統整体、筋膜リリース
  • 西洋医学的考察系:機能神経学、精神医学、ペインリハビリテーション
  • 物理療法:高電圧治療、超音波治療、プロテック治療
  • 東洋医学・中医学的考察:陰陽、五行、五臓六腑、経絡、鍼灸、吸角など
  • 基礎医学系:上海中医薬大解剖実習留学
  • 西洋医学的考察系:機能神経学、精神医学、ペインリハビリテーション

著書

産後ケアセラピスト
プロ養成講座
みなさんが抱く

よくある質問集

FAQ

Q病院では「レントゲン、MRIに異常なし」と言われたのですが、治るのですか?
A 画像診断で異常がないだけで、機能的な異常、軟部組織への過剰な負担が存在するのです。

 整形外科はもともと「骨の形態異常」を専門とした医科で、人工関節置換術などをはじめとして、骨の異常を診る科として存在します。

 ところが、運動器でも痛みは骨や軟骨だけが発するわけではなく、軟部組織(筋肉、筋膜、腱、靭帯、関節包など)からも痛みとして信号が発されます。ところが、これらは画像診断ができないのです。その結果「異常なし」や「原因不明の腰痛」と言われたりします。

 当院では、骨の異常よりもこういった軟部組織由来の腰痛に強い施術を用意しておりますので、整形外科で「異常なし」と診断された腰痛の異常を見つけだし、施術いたします。
Q何回ほど通えば治りますか?
A この質問はよくされますが、、、

 その方の重症度と生活様式で決まります。ですので、あいまいな回数はここでは言えませんので、ぜひ実際に当院へいらしてご相談ください。

 一口に腰痛と言っても、その重症度、神経症状の有無、治療への反応の個人差、セルフケアがしっかり続くかどうか、ということも関係します。

 ですので、無責任にも〇〇回で改善!や、1回で劇的改善!というようなことは言えません。むしろ、1回などで改善するはずもありませんので、1回で症状を消してくれという方はモルヒネ様薬を使うことをお勧めします。

 当院はそのようなその場限りの改善ではなく、ずっと健康な腰を手に入れたいという方のための治療院です。
Q治療はどのようなことをするのですか?
A 荷重線を変える施術になります。

 腰椎にかかるアンバランスな負担を正しい負担にするため、プロテックⅢ(椎間板への直接刺激ができる治療器)、その他の物療機器、手技(ボキボキしない)、鍼灸で改善へと導きます。
Qどうしてその治療法で良くなるのですか?
A はい、これは自信を持ってご説明します。

 荷重線を変えなければ本当の意味でよくなりません。

 腰椎にかかる負担の位置、荷重線がそもそも自分の理想の位置にないので、負担のアンバランスが起こって痛みとなります。


 この重みがかかる荷重ラインを少し変えてあげるだけで、腰椎にかかる負担をバランスよく分散できるのです。


 腰痛になる原因はこの荷重のアンバランスですから、根本から治すには荷重バランスを正常に戻すことが一番なのです。
Q病院の治療とはどう違うのですか?
A 対症療法と根本療法の違いです。

 病院での治療は対症療法です。そもそも画像では異常がないので、飲み薬や湿布等でしのぐしかないのです。原因が不明なのですから。

 他方、当院の治療は根本治療です。上の質問で述べたように、荷重線の狂いが腰椎やその周りにアンバランスな負担となるので、その荷重線を変えるということは根本的な治療となります。
Q症状は治療だけでよくなるのですか?
A もちろんセルフケアもお願いします。

 そもそもなぜ腰痛になってしまったのかを考えると、姿勢や体の使い方が悪かったせいで腰痛になってしまったのです。

 根本的に治すには姿勢や腰椎の支え方を変えないといけませんので、セルフケアも必ず行っていただいて、筋肉の再教育を行います。
Q何回ほど通えば治りますか?
A この質問はよくされますが、、、

 その方の重症度と生活様式で決まります。ですので、あいまいな回数はここでは言えませんので、ぜひ実際に当院へいらしてご相談ください。

 一口に腰痛と言っても、その重症度、神経症状の有無、治療への反応の個人差、セルフケアがしっかり続くかどうか、ということも関係します。

 ですので、無責任にも〇〇回で改善!や、1回で劇的改善!というようなことは言えません。むしろ、1回などで改善するはずもありませんので、1回で症状を消してくれという方はモルヒネ様薬を使うことをお勧めします。

 当院はそのようなその場限りの改善ではなく、ずっと健康な腰を手に入れたいという方のための治療院です。
ご来院のあなたに

当院のお願い

お時間を無駄にしないため
当院は予約制です

 当院は予約制にしており、患者様のお時間と腰痛治療時間の確保を最優先にしております。ですので、ご来院の際は必ずご連絡くださいますよう、お願いします。

ちゃんとした治療のために
資料をお持ちください

 当院の方針で「腰痛治療のためのきちんとした見立て」を心がけております。そのため、お手元に検査や処方に関する資料(レントゲン、CT、MRI、血液検査、お薬手帳、ドック結果等)がございましたら、お手数ですがお持ちいただけたら腰痛治療を行うのに助かります。
 もしお手元になくても、こちらで独自の検査を行いますのでご安心ください。

最初にお電話をいただいたときに
簡単な問診をいたしますので
ご予約はお電話で

 当院は最初のお電話で簡単な腰痛に関する問診をさせていただくので、ネットでの予約システムは導入できません。

 最初のお電話であなたの腰痛の状態を把握し、その上で腰痛の問診や治療の時間を割り出して、時間枠を確保します。

 当院では「本当の意味でのオーダーメイド腰痛医療」を行うため、初診時の滞在時間が30分ほどで済む方から、2時間以上かかる方までさまざまです。

 また、当院の治療にマッチしない場合は別の医療機関をご紹介することもあります。わざわざ来ていただくという二度手間を防ぎます。

 当院の性質上、飲食店やマッサージ店のようにインターネットで一律予約をお受けできません。どうかご理解の上、お手数ですがお電話でご予約ください。

最初にお電話をいただいたときに
簡単な問診をいたしますので
ご予約はお電話で

 当院は最初のお電話で簡単な腰痛に関する問診をさせていただくので、ネットでの予約システムは導入できません。

 最初のお電話であなたの腰痛の状態を把握し、その上で腰痛の問診や治療の時間を割り出して、時間枠を確保します。

 当院では「本当の意味でのオーダーメイド腰痛医療」を行うため、初診時の滞在時間が30分ほどで済む方から、2時間以上かかる方までさまざまです。

 また、当院の治療にマッチしない場合は別の医療機関をご紹介することもあります。わざわざ来ていただくという二度手間を防ぎます。

 当院の性質上、飲食店やマッサージ店のようにインターネットで一律予約をお受けできません。どうかご理解の上、お手数ですがお電話でご予約ください。

施術料金

初診料 3,000円(税別)
施術料 5,000円(税別)
備考 初回は初診料と施術費を合わせて8,000円(税別)となります。2回目以降は5,000円(税別)となります。これらにはすべての施術をカバーしております。当院ではこの料金内でできることすべて行いますので、オプション追加でどんどん料金が増えることはありません。ご安心ください。
備考 初回は初診料と施術費を合わせて8,000円(税別)となります。2回目以降は5,000円(税別)となります。これらにはすべての施術をカバーしております。当院ではこの料金内でできることすべて行いますので、オプション追加でどんどん料金が増えることはありません。ご安心ください。
無料相談はこちら
納得してからご来院ください!
まずあなたのお悩みに当院がお手伝いできるのか、またあなたが抱く疑問などを解消して、納得してからお越しください。そのための無料メール相談です。お気軽にご相談ください。

アクセス

院名 もみの木鍼灸整骨院・治療院
代表 水根健一
住所 兵庫県神戸市北区藤原台北町6-7-12
電話 078-981-1089
住所 兵庫県神戸市北区藤原台北町6-7-12

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腰痛・慢性腰痛について
最新医学情報 Q&A

Q腰痛の中でも「慢性腰痛」とはどのような腰痛ですか?
A 腰痛の発症から3か月以上経つものを慢性腰痛と定義されています。

 腰痛の分類で発症からの有症期間で分類されるものがあります。

  • 急性腰痛:発症から4週間未満
  • 亜急性腰痛:発症から4週間以上、3か月未満
  • 慢性腰痛:発症から3か月以上
上記のように分類されています。他に、疼痛の部位による分類や腰痛を引き起こす原因別の分類があります。
Q腰痛の原因は何ですか?
A 腰痛の原因別分類では大きく分けて3つに分かれています。

 鑑別において重要度が高いものから列記します。
  • 重篤な基礎疾患(悪性腫瘍、感染、骨折など)
  • 下肢の神経症状を併発する疾患
  • 各種脊柱構成体の退行性病変(椎間板・椎間関節変性症など)
 以上の3つに大別されています。

〇重篤な基礎疾患
 このカテゴリーは鑑別にとても重要です。
  1. 悪性腫瘍:原発性、転移性脊椎・脊髄腫瘍など)
  2. 感染:化膿性椎間板炎・脊椎炎、脊椎カリエスなど)
  3. 骨折:椎体骨折など

〇神経症状を伴う腰椎疾患
  1. 重篤なもの:下肢麻痺、膀胱直腸障害などを伴う腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
  2. 重篤ではないもの:軽度の麻痺や下肢痛・しびれ、間欠跛行など)

〇脊柱構成体の退行性病変
 このカテゴリーは腰痛がいずれの組織から生じるのかを特定することが重要になります。
  1. 椎間板性腰痛
  2. 椎間関節性腰痛
  3. 筋・筋膜性腰痛
  4. 神経根性腰痛
  5. 靭帯性腰痛

 以上のもので、特に当院で多くいらっしゃるのは、比較的軽度な神経症状を伴う腰椎疾患、そして脊柱構成体の退行性病変の腰痛の方です。

 脊柱構成体の退行性病変での問題点は、腰椎は股関節や膝関節のような単関節ではなく「多関節」なので、病変の同定が困難であるということと、たとえ同定したところで治療法が変わるのかという点です。

 これは牽引治療を主に行うリハビリなどでは、引っ張るだけなので、病変が脊柱のどの場所かを同定しなくても、牽引するのは同じことなので、そこまで同定する必要があるのか、という疑問が残るからです。

 ただし、当院では局所的治療と包括的治療があります。局所的治療は病変部位の同定が必要になります。他方、包括的治療(=根本的治療)では病変部位の同定はそれほど意味を持ちません。
Q整形外科でレントゲンを撮ったんですが「異常はありません」と言われました。異常がないのに「とても痛い」のですが、どうしてでしょうか?
A 画像診断(レントゲン、CT、MRI)で明確な病変が見つからない腰痛を「非特異的腰痛」と呼ばれます。

 腰痛は原因がはっきりと分かっているものと分からないものに分かれます。

  • 分かるもの:特異的腰痛
  • 分からないもの:非特異的腰痛 
 分かるものに関しては、診断法から治療法が確立しています。しかし、分からないもに関しては治療法が確立していません。

  • 診断治療が確立しているもの:脊椎腫瘍、椎間板ヘルニア、尿路結石など
  • 診断治療が確立していないもの:非特異的腰痛
 腰がとても痛くてせっかく整形外科で診断をしてもらおうとしたのに「異常はありません」と言われてがっくりした方もおられると思います。この場合は「あなたは非特異的腰痛です」と言われているのです。

 「ちゃんとした治療法が確立されていません」と言われているのです。

  • 非特異的腰痛:筋・筋膜性腰痛、椎間関節性腰痛、心因性腰痛など
 非特異的腰痛は医療者誰もが納得する共通の診断・治療法がないものなのです。

 そこでいろんな治療を提供する側が出てきます。当院がご提供している治療も「非特異的腰痛」にカテゴライズされるもに対する治療であり、当院では過去の症例や経験により、ある程度治療は確立されています。
Q以前テレビで腰痛の85%は原因不明ですと言われていましたが、これだけ医療が発展している現代でも腰痛の原因すら分からないのでしょうか?
A 診断・治療法が確立されていない非特異的腰痛に関して、2012年版の腰痛診療ガイドラインでは「85%」と記載されていましたが、専門家の研究により、2019年版では「22%」と記載されています。しかし、診断上の分類は進歩していますが、治療アプローチに関しては、目覚ましい進歩はありません。

 腰痛診療ガイドライン2012年版で「確実な診断・治療法が確立されていない非特異的腰痛は85%」という記載に至ったわけは、機械性腰痛(mechanical low back pain)には、
  • 腰椎捻挫(あるいは特発性腰痛)70%
  • 椎間板・椎間関節の加齢変化10%
という根拠から、おそらく85%程度は病理解剖学的診断を正確に行うことが不可能であると結論づけました。これが俗にいう、

「腰痛の85%以上は原因不明」というフレーズを流布させることとなったのです。

 ところが、腰痛診療ガイドライン2019年版では、整形外科専門医による腰痛の原因を詳細に調査した報告があります。腰痛の原因の内訳は、
  • 椎間関節性腰痛:22%
  • 筋・筋膜性腰痛:18%
  • 椎間板性腰痛:13%
  • 狭窄性腰痛:11%
  • 椎間板ヘルニア性腰痛:7%
  • 仙腸関節性腰痛:6%
とあり、75%以上で診断が可能であり、診断不明の「非特異的腰痛」は22%にすぎないとあります。これらもまた、効果的なアプローチ(治療法)は確立されていません。診断はある程度進んだが、それらに対する治療法は投薬が主な治療であるのが、西洋医学の現状です。

 当院ではこれらの分類による局所的アプローチ、包括的アプローチを豊富な改善症例数と経験からご提供しています。

Q腰痛はほおっておいて治るものなのですか?
A 治療をするしないは別に、急性腰痛の自然経過は軽快を示すことが多く概ね良好であるのに対し、慢性腰痛患者の自然経過は急性腰痛患者に比べて不良とされています。

 ぎっくり腰などの急性腰痛は自然軽快することが多く、そのうち治りが悪いものが慢性の経過をたどります。

 急性腰痛で救急外来を受診した患者の受診後の調査では、3か月経った時点でも腰痛関連機能障害や中程度から強い痛みが半数近くの患者に残存していて、救急外来を受診するほど強い症状の場合、一般外来の患者よりも長引く傾向にあるということです。

 腰痛が長引く要因として、心理社会的要因が挙げられています。これに対して、身体的・精神的に健康な生活習慣は、腰痛の予後によいとも言われています。
Q腰痛は体重と関係あるのでしょうか?
A 体重と腰痛は関連があります。

 BMI(body mass index)の数値が18.5~25.0よりも低体重、あるいは肥満のいずれでも、腰痛の発症リスクと弱い関連が認められています。

 体重が軽くても、また肥満でも腰痛になるリスクがあるかもしれないということになります。

 健康的な体重の管理が腰痛予防には好ましいということです。
Q飲酒や喫煙は腰痛と関連があるのでしょうか?
A 飲酒や喫煙は腰痛発症のリスクや有病率との関連が指摘されています。

 アルコール摂取については腰痛との関連性が指摘されていて、アルコール摂取頻度と腰痛の有病率との間には弱い関連が見られたとの報告があります。
 
 また、喫煙と腰痛の関連性には、非喫煙者および喫煙者、過去の喫煙者や1週間のうち喫煙した日数に基づいて分類したカテゴリーが比較検討されている。喫煙と非喫煙の比較では、非喫煙のほうが腰痛が少なかったが、過去の喫煙者と非喫煙者の間では関連が見られてはいません。喫煙者は非喫煙者に比べ腰痛の有訴率が中程度の関連性を示して、その傾向は若年者に強いことが示されています。
Q腰痛になりやすい職業はありますか?
A 身体的負担の大きい重労働は腰痛発症の危険因子であると考えられて、腰痛と職業に関しては中程度のエビデンスがあります。

 腰痛と特定の職業に関する日本の疫学調査では、以下のような数字が報告されています。
  • 運輸:71~74%
  • 清掃:69%
  • 看護:45~65%
  • 介護:63%
 腰痛と職業、身体活動に関するシステマティックレビューにおいては、重量物を持つ労働、リフト作業に腰痛発症との相関が認められています。腰を前に曲げる、ひねるなどの身体的な動きに腰痛発症との強い相関が認められました。

 腰痛と職業に関するメタアナリシスでは、農業従事や看護師の患者を持ち上げる作業も腰痛との関係が認められました。

 一方、労働中の姿勢の悪さや作業が腰痛に与える独立した危険因子とは必ずしも言えないとする論文も多くみられます。
Q運動すれば腰痛を軽減できますか?
A 腰痛軽減に対する運動の効果には「弱い関連」が示されています。

 報告されている研究が限られているため、はっきり効果があるとは言えません。

 これらの観察は、含まれる研究の数と質に限りがあるため、腰痛に対してはっきり効果があるとは言えないのです。

 運動と一口に言っても、軽いものから激しいスポーツまでさまざまで、それを行う人の腰痛の程度や、罹患者の体質なども関連しますので、このような研究をすること自体、難しいのでしょう。
Q腰痛が治りやすい、治りにくいに影響する状況はありますか?
A 腰痛の治りやすさや、なかなか治らないといった原因として、心理社会的因子が強く関連します。

 腰痛がなかなか治らない原因として、心理社会的因子が強く関与するというエビデンスレベルの高い論文がたくさんあります。

 非特異的腰痛の予後に影響する恐怖回避思考(痛みに対する不安や恐怖から身体活動を過剰に制限すること)についてのシステマティックレビューでは、恐怖回避思考は、亜急性腰痛(発症4週~3か月)において、復職不能や病欠の危険性を上昇させて、転帰不良の予後因子となっています。したがって、恐怖回避思考を改善させるような早期の治療介入は、腰痛改善の遅れと慢性化を防ぐことを期待できます。ただし、超急性の腰痛(発症2週以内)や慢性腰痛(発症3か月以上)では、恐怖回避思考は腰痛の転帰を規定する予後因子とはいえません。

 急性腰痛か慢性腰痛かなど、腰痛の時期によっても影響する因子が異なります。さらに、腰痛の強度、腰痛による機能障害、QOL、ADL、仕事への復帰率や復職までの期間などの結果によっても心理社会的因子の影響が異なるということにも注意を向ける必要があります。
Q腰痛の中でも「慢性腰痛」とはどのような腰痛ですか?
A 腰痛の発症から3か月以上経つものを慢性腰痛と定義されています。

 腰痛の分類で発症からの有症期間で分類されるものがあります。

  • 急性腰痛:発症から4週間未満
  • 亜急性腰痛:発症から4週間以上、3か月未満
  • 慢性腰痛:発症から3か月以上
上記のように分類されています。他に、疼痛の部位による分類や腰痛を引き起こす原因別の分類があります。